2025年11-12月の催し物

オンライン講演会 :「植物の情報化学物質でつながる植物と昆虫の相互作用」

日時:2025年11月29日(土)18:00~19:30
場所:Zoomによるオンライン開催 

講演者:米谷衣代会員(近畿大学農学部昆虫学研究室)

内容:すべての生物は、他の生物と何らかの「関わり」を保ちながら生きている。このような関わりは「生物間相互作用」と呼ばれ、数多くの相互作用が複雑に組み合わさることで、自然界には多様な相互作用ネットワークが形成されている。陸上生態系では、植物を中心に、昆虫たちが織りなす相互作用ネットワークが存在している。このネットワークには、「食う・食われる」という捕食・被食関係だけでなく、匂いなどの化学物質を介したやりとりも含まれている。本講演では、植物と昆虫の間で見られるさまざまな情報化学物質によるコミュニケーションや、その巧妙な情報戦略について紹介する。

プログラム:
18:00 講演開始
19:20 質疑応答
19:30 終了予定

司会:宮本真也会員(明治大学、DAAD友の会副会長) 


≪DAADクリスマスコンサート2025≫

•日時:2025年12月12日(金)18時30分から21時(開場は18時より)
•会場:ドイツ文化会館 1階ホール(〒107-0052 港区赤坂 7-5-56)

【プログラム】

2025年12月12日(金)ドイツ文化会館 ホール(東京・赤坂)

18時 受付開始
18時30分 - 18時40分 ご挨拶
<主催者ご挨拶> アクセル・カーペンシュタイン(DAAD東京事務所長)
<来賓ご挨拶>  Martin Huth 様(ドイツ連邦共和国大使館 首席公使)

18時40分-19時
<基調講演>  相澤 啓一 (DAAD友の会会長、獨協大学特任教授)

19時 - 19時50分 ピアノコンサート、曲目: Franz Schubert ピアノソナタ第21番 変ロ長調 D.960
ピアノ: 砂原 悟 (DAAD元奨学生、京都市立芸術大学 名誉教授・元副学長)

19時50分 - 21時  ホワイエにて立食ビュッフェ形式による懇親会

 ☆ 参加費は無料ですが、友の会の運営のためにご寄付をお願いします。
☆ 来場して参加される方は、下記登録フォームにて12月1日(月)までに登録してください。
https://www.daad.de/surveys/127597?lang=ja
☆ 当日会場に来られない方のために、YouTubeでのライブストリーム配信を行います。(アーカイブ配信の予定はありません)  
  ライブストリーム配信リンク:https://youtube.com/live/4jp-NronnY8?feature=share


オンライン講演会 :「高齢者とそのご家族が気にかけたいこと - 認知症や筋肉の衰えについて - 」

日 時: 2025年12月14日(日)14:00~(講演1時間、質疑応答 30 分程度)
開催形式:ZOOMで行うオンライン形式

講演者: 原田さおり会員

講演要旨:日本とドイツは共に全国的な公的介護保険制度を有する超高齢社会です。共通課題として、平均寿命と平均健康寿命の間に、男女とも約10年もの差があります。この失われた健康状態の原因には、認知症・脳血管疾患や骨折・転倒が挙げられ、Multimorbidität(複数の疾患が併存する状態)も背景にあります。私はミュンヘン大学の博士課程において行った筋・骨格系の健康維持を中心とするデータ解析研究と、日本での内科診療の経験に基づき、要介護状態の予防および可逆的要因への早期介入のための留意点をご紹介いたします。

≪講演者・司会のご紹介≫

講演者:原田さおり(はらだ さおり)氏
DAAD友の会会員、東京大学医学部卒(MD)、Harvard公衆衛生大学院卒(MPH in Clinical Effectiveness)。専門は内科(総合内科専門医)、臨床疫学・統計学・データ解析。
2021-25年、DAAD博士留学奨学金のご支援でLudwig-Maximilians-Universität Münchenの博士課程(専攻:予防老年医学の疫学・臨床研究)を卒業。

司会:松村 明(まつむら あきら)氏
DAAD友の会副会長、専門は脳神経外科学(頭痛、認知症など)。1984‐86年、DAADにてGöttingen大学病院留学、1995年HumboldtにてMax‐Planck Institut für biophysikalische Chemie (Göttingen)留学。元筑波大学副学長・附属病院長・脳神経外科 教授。前茨城県立医療大学学長。

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